お知らせ
4月5日(日)のお座は午前は称名寺若坊守、午後からは称名寺住職の法話に変更となります。
たくさんのラッパスイセンをいただきました。
その場がパッと明るくなるとはまさにこのこと、見ているこちらの気持ちも明るくなります。
先日伺ったご法事でのこと、お勤めの後にみなさんと一緒にお斎の席に着かせていただきました。場も和んできたころに、ふと静かになったように感じた瞬間がありました。どうしたのだろう?と思って周りを見ていると、一人席を立っていかれた方がいらしたのでした。もの静かでいつも控えめな印象のその人は、お斎が始まってからも静かに食事をしていらしたのですが、席に戻って来られてからしばらくすると、その場の雰囲気が和んできたので、もしかしたらその人がいると、みんな安心して寛げるのかもしれないなぁと感じました。
花一輪、一人の人の存在、だだそこにあるということが周りのものに喜びや力を与えてくれる、できるからいい、できないから駄目という価値観のもっと奥には、存在そのものを成り立たせている世界があるのではないでしょうか。「何もしないでそこにいるということが貴い」と仰った先生の言葉を思い出します。