称名寺へようこそ!
ブログ訪問ありがとうございます。
立山から秋の便り、紅葉が見頃を迎えているそうです。これから少しずつ秋も深まってきますね。
この頃は、新米や栗やお芋をいただくことがあり、秋の味覚を楽しませてもらってます。
おこもり生活も一年半になりますが、遠くに出掛けなくなった分、身近な自然を愛でたり、地元で取れたものを味わったり、お参り先の方と落ち着いてお話ししたり、地に足の着いた生活を送ることができるようになりました。
副住職は読書の時間がたっぷりあるので、ヘロドトスという大昔の人が書いた「ヒストリエ」という大著を読破していました。
ちなみに、題名の「ヒストリエ」は、英語の「ヒストリー」歴史という意味の言葉の語源になるそうで、東洋(ペルシャ)と西洋(ギリシャ)の境目に生じた争いについて記されているそうです。
みなさんにも、時間ができたから取り組めたこと、見直すことができたこと、きっとあるのではないでしょうか。
さて、お寺生活の近況ですが、オンラインの学習会や会議の参加がとても増えました。これからの世の中は、実際に会うのと、オンラインでの対面と、両方行われて暮らしやすくなっていくのでしょうね。近隣のお寺では報恩講が始まり、お坊さん同士のお参り合いやお斎(食事)のない形で、お勤めと法話があるようです。
感染症防止のための慎重な行動はまだ続くことと思われますが、オンラインでの交流の活況を見ていると、安心して人と会える日が来るときに向けて、少しずつ準備を始めているようにも感じられます。
まだしばらくおこもりの日が続いても、私はお寺が親鸞さまが遺されたお念仏の教えが伝わる場となるように、その時々に与えられた役割に腰を据えて取り組もうと思います。
お互いに、仏さまの教えに出会うためにいただいた体を大切にして、本当にしたいことを自分自身に確かめながら、生きていきましょうね。
なんまんだぶつ
またお会いしましょう。