ちょうど1週間前の6月11日、金沢西別院で開催された節談説教大会へ行ってまいりました。11時からお説教をする副住職の登壇に間に合うように、朝のお参りを済ませ急ぎ金沢へ。
どうにか間に合いました!西別院の本堂にいっぱいの参詣でしたが、運よく真ん中の方の座布団席が空いていたので滑り込むように着座。椅子の方が人気なようで、思わぬ場所が空いていました。
一息ついたところへ後ろから声を掛けられ振り向くと、同じく石動からのお同行の姿。出かけた先で会えるとうれしいものですね。見渡すと、あちらこちらに見知ったお顔があり、金沢まで足を運んでくださったことをありがたく思いました。
11時になり副住職の番に。静かにお説教は始まったのですが、なぜか見ているこちらがドキドキ…
今回は『加典兄妹』(かてんきょうだい)というお話しでした。この説話、何度か聞いているのですが、せつないというか、やりきれないというか、どう受け止めてよいかいまだにわからないお話です。この度も聞いてからしばらく悶々として、いのちって誰のものなのだろう…などということを考えてしまいます。
さて、この大会の4日前、神田松之丞さんの講談を聞いて、すっかり松之丞さんの世界に浸っていた副住職、心なしか今までの『加典兄妹』とは違っていた感じもしました。どこが違うかはわからないのですが、怖い話が苦手なわたくしも思わず話に引き込まれ、最後まで聞いてしまいました。なにかしら密かに影響を受けているのかもしれません。
節談説教大会は毎年6月11日,金沢西別院にて開催してます。
来年もお知らせしますね。