称名寺へようこそ。
ブログ訪問ありがとうございます。
今日は東本願寺大震災から10年目の日になります。地震の起こった午後2時46分にお寺の鐘を衝きました。
『忘勿の鐘』(わすれなのかね)は、東北のことを忘れないでという願いから始まりました。この願いに応える気持ちで、毎年一つ鐘を衝きます。
地震と津波は大きな痛みと悲しみを刻みましたが、その中にも草木が芽生え、建物が直り、新しい暮らしも始まりました。震災の直後は未来が見えない毎日でしたが、10年後の今、コロナの中にもこうしてみんな頑張って生きているのですから、人間の逞しさ、いのちの生きようとする力の大きさはすごいものですね。
雨風を凌ぐ屋根の下、あたたかな部屋で家族と一緒に食事ができること、お風呂に入って布団で眠れること、今日は一つ一つに感謝の気持ちをあらたにしたいと思います。
なんまんだぶつ
またお会いしましょう。