時代の移り変わり
昭和30年代の終わりからグングンと景気が良くなり、人々が外の仕事に就くようになると、たくさんの人でにぎわっていたお座も、お参りする人が少なくなっていきました。そして昭和40年代の前半には、砺波地方の方々にあったお座がなくなっていったのです。振り返ってみるとその時代は、布教師の方々の高齢化と後継者の不足、そして高度経済成長とテレビの登場で人々の暮らしがガラッと変わっていった頃でした。
お座を守ろう!という願いが集まって
時代の変化の中で、昭和53年頃には称名寺もお座を閉めようとしたことがありました。しかし、お座を続けてほしいという願いを持った方々の支えがあり、継続することになりました。昭和56年の豪雪などを経て、お座の日数を少しづつ減らしていくようになりましたが、21世紀になった今も、お座を守る会のみなさんと親鸞講のみなさんのおかげもあってお座は続いています。2019年現在、3月、4月、5月、そして9月の間は毎日お座を開いて、どなたでも仏法を聞くことができるようになっています。
親鸞講結成60年を迎えて
2019年2月、親鸞講は結成から60年を迎えました。記念に法話会をしたいという声が上がり、4月19日に結成60年記念法話会を開きました。
記念法話会には午前の部に藤原千佳子先生、午後の部には池田勇諦先生にご法話をお願いしました。親鸞講のみなさんも、地域のみなさんも、待ちに待った一日でした。
このブログを始めたのは、記念法話会を縁に初めて称名寺へお参りされる方々から、お寺の場所や交通手段、当日の日程などの問い合わせがあり、インターネットで情報を得たいという声が耳に届いたからでした。これからは時代の変化に対応しながら、お座のことや称名寺で行われる行事や催しについて、このブログでお伝えしていくことにします。