称名寺へようこそ
ブロク訪問ありがとうございます。
今日の夕方、聞法の仲間の集まり「親鸞講」のお世話をしてくださった方のお通夜にお参りしました。コロナ禍のお葬儀は、手を合わせてすぐに帰ってくる形になっています。寂しいことですが、ご仏前に手を合わせ「ありがとうございました」と心の中で呟くと、お参りの合間に幼い頃の思い出を語ってくださった優しい笑顔が記憶の中から甦ってきました。
もうすぐ100歳を迎えるお年なので、祖母が生きていたら同じくらいの年になるのかな…ふと、15年前に亡くなった祖母のことを思い出しました。
一日を終え布団に入る頃、「のんのんさまありがとうございます。お父さんお母さんありがとうございます。なんまんだぶつ、なんまんだぶつ、なんまんだぶつ…」とお礼を言うように教えてくれた祖母。それから毎晩布団の中で「なんまんだぶつ」と手を合わせることが約束になりました。
思えば、まだ幼く素直な頃にお念仏の手渡しをしてもらったおかげで、「なむあみだぶつ」って何なんだろう…と訪ねていくことになったのかもしれません。
江戸時代の越中門徒の家訓に「阿弥陀さまにお礼を申すこと」と記されてあるのを見たことがあります。お家の中で、次から次へと念仏申すことが伝えられていたのですね。
お念仏申して生きてきた人々の大きな流れの中に今がある…
なんまんだぶつ
またお会いしましょう。