称名寺へようこそ
ブログ訪問ありがとうございます。
最近よく思い出す言葉があります。それは
「ユルサレテイル」
ということ。
ちょうど半年前、金沢別院でお聞きした法話の中にお釈迦さまの「釈」という字を漢字辞典で調べてみると「ゆるす」という意味があるんですよ、というお話がありました。
「釈」の字を調べてみると確かに「ゆるす」とありました。そういえば「釈放」という言葉もありました。
お釈迦さまの弟子となって教えを聞きます、そう誓って仏弟子となっていただく名前を法名といい、釈○○と名のります。これは仏弟子となって、教えを聞く人々の中に連なることを釈されるということなのでしょうね。
お寺に来るとホッとするのは「ユルサレテイル」ことを感じるからかもしれません。
人類の長い歴史、自分の歩んできた短い歴史、どちらも鳥のように遠くから見渡すように眺めてみると、傷つけあって生きてきた悲しみを感じずにはいられません。そして傷ついた者も、傷つけた者も黙って等しく受け入れている大地がある、ここに今いることそのものが「ユルサレテイル」存在なのだと思うのです。
「ユルサレテイル」存在であることを思い出し、深く呼吸をして「今」を生きることが大事なのではないかと思う今日この頃です。
なむあみだぶつ
なむあみだぶつ
また、お会いしましょう。