称名寺へようこそ
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今日は城端別院の近くのお寺に報恩講の法話を頼まれ、午後からお話に参りました。
控室の窓からは別院の屋根が見えて、大きな木から紅葉が次から次へと舞い降りるのを飽きずに眺めながら、ふと「町や村の中にお寺の屋根があるということは大切ですよ」と仰った西田真因先生のお言葉を思い出しました。
信仰によって大切に護られている場所がある、どんな時でも頼って行ける場所がある、それが心の安心につながっているように思いました。
帰り道、夕方の空に紫の雲がたなびき、空が薄いピンク色から段々と茜色に染まって、とても美しい景色でした。写真に収めたい!と思いましたが、山道で車を止めるのも難しく、ようやく広い道に出た頃には日も沈み、残照に山の端が濃く浮かび上がっていました。夕日を見ると、はるか昔この土地の人々は一日の畑仕事を終えると、日の沈む方に向かい阿弥陀如来のお浄土を憶念して、手を合わせていたのではないかと想像します。「悔いのない一日であったか」「悔いのない人生を生きているのか」遥か彼岸からの呼び声はいつでもどこでも誰の元にも届けられています。
なんまんだぶつ
またお会いしましょう