今日28日は親鸞さまのご命日。
本堂に掛けている池田勇諦先生の『聞法日めくり』28日をめくってみると…
親が子への遺産は親の生き方である (法句経訳)
とあります。
先日この言葉にぴったりなことがありました。
よく聞法をなさって来られた方が親子でお寺にお参りされ、お母さんとお祖母さんのお陰で今があることに感謝してご本尊に手を合わせていかれました。
仏さまにいただいたご縁で、子や孫のように近いところから、日々の生活を整え、人生を慈しみ、仏法聴聞される後ろ姿を見せていただきました。手を合わせ念仏申して美しく生きる姿は、心の中にいつまでもあり続ける宝物になることでしょう。
近くにいる人を思い浮かべてみると、苦しいことがあっても前向きに生きる姿や家族を愛して直向きに生きる姿、いつも明るい笑顔でいてくれる人、弱さや愚かさも包み隠さず見せてくれる人、たのしく朗らかな人、イヤなことをして反面教師になってくれる人、思慮深い人、行動力のある人…みんな身をもって生きるとは何か、大切なことは何かを考えさせてくれているように思われます。親はもちろんのこと、すべての人々が親のようにはたらいて生きることを教えてくれます。